2015年10月16日金曜日

オフィスレポートin Nairobi

こちらに到着して3日。アデオのHQであるナイロビオフィスで研修地ブシアに移動するまでレクチャーを受けています。

今日はオフィスで働く女性について。
ナイロビオフィスでは現在10名のスタッフが勤務していて、うち6名が女性。研修前から本や資料から、ケニアに関しては、市場で働く女性が多く取り上げられていたり、ルワンダは国会における女性議員の割合が5割越えの世界一だったりと、東アフリカは女性の社会進出が進んでいるイメージがあったが、アデオも例外じゃない。

・夫婦ともに取れる産休
ナイロビオフィスでは6人の女性スタッフのうち2人が妊娠していて、それでも時間通りにきちんと出勤しバリバリ働いている。
日本の女性の雇用環境の話も交えながらスタッフに聞いたところ、アデオの場合「3.4ヶ月の産休の後、出産前と同じポストに戻ってこられる」とのこと。仕事中は誰が面倒見るのか聞くと、「親戚に預けるから大丈夫。」「夫も2週間休めるのよ。法律があるんだから。」と。もちろん企業や団体の規模によるけど、場合によっては日本より女性は働きやすいと言えるかもしれない。

・妊婦教育
スタッフと数日過ごしていて、特に食べ物に関して「これは赤ちゃんに良いか悪いかわからないからやめとく。」というような言葉を何度もきいたこと。
政府の保健省が発行しているMother and Child health bookletなるものがあり、これが母子手帳にあたるものだけど、大半の妊婦の手には行き渡らず、妊娠に対する確かな知識を得るのはここでは難しい。オフィスにブックレットの見本が一つあり、スタッフが「夫にも読ませるわ!」と熱心に読んでいたのが印象的。
このスタッフの旦那さんは彼女が妊娠してから家事をやるようになったと嬉しそうに話してました。

そうはいってもこうした状況は仕事を持っていてある程度安定した収入もあるほんの一握りの人に限られていて、オフィスから徒歩10分の所にはキベラスラムというナイロビの人口の6割が暮らすアフリカ最大のスラムがあって、支援が必要な貧困がある。
大きな問題も小さな問題もあるが、見るもの聞くことにしっかり注意を払って研修を進めていきたい。
(文体がバラバラだけど、レポートと所感としっかり分けて書こうか考え中、、)




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