2015年10月17日土曜日

オフィスレポート その2


宿泊先のYMCAからwifiが繋がったので更新。

週末まで3日間ナイロビオフィスに出勤しました。
主に各部門の説明を聞き、事務所にある資料を読ませてもらい、各スタッフにインタビュー敢行。

オフィスはナイロビの中心地からバスで10分程の所にあり同じ通りにはショッピングモールや各国の大使館なんかもある。勤務時間は8時半〜4,5時という感じ。


まず各部門について

●ファイナンス 二人体制
EUやGrobal Fund、赤十字、UNICEF、カジアドのプロジェクトのように政府の保健省などから出ているファンドから、プロジェクト費用はもちろんスタッフの給料や諸経費が賄われている。
今年の資金はおおよそ56million ksh程。
プロジェクトへの評価も厳しく行われるため、実施前から事前に蜜にドナーとのコミュニケーションを取っておくこと、どれだけインパクトを出せるかをしっかり分析し伝えること重要性を話てくれた。

●プロジェクト 二人体制
現在、進行中の3つのプロジェクトがあり、以下です。
・今年で四年目の、EUから資金の出ているMama na mtoto(スワヒリ語で母と子) というプロジェクト。カジアドという地域で自活が困難な母子家庭に対してヤギなどの家畜を与えてその搾乳から収入を得るための計画や村にオートバイを支給し、緊急時などに医療機関等へのスムーズなアクセスを作り出す計画からなっており、一定の成果が出ているという報告を受けた。これについてもドキュメントやデータを頂いたのでレポートにまとめて報告したいと思います。

・次にGrobal Fundから資金が出ていて今年で2年目のプロジェクト。カジアドでの妊婦に対するHIV月間調査で、毎月約130人のコミュニティヘルスボランティア(CHV)が調査員となって集落へ訪問してリストを埋め、病院やクリニックに行くよう勧めている。データによると今年5月時点で20052人の陽性患者が報告されていた。

*CHV(community health volunteer)は医療や公衆衛生の基礎知識を習得する講習を受けて地元の集落や地域の改善、病気予防に向けた取り組みを行う人のことで、ケニアには現在役15万人のCHVが居るが充分ではない。無給の事が多いけど、アデオのプロジェクトでは一応年間200kshを一人当たりに出している。


・そしてもう一つがブシアにて行われているAPHIA plus westernというプロジェクト。この活動はHIV/AIDsの予防啓発を目的としてターゲットやアプローチの仕方を変えて5年くらい続いているもの。これについてはブシアについてからしっかりレポートしていこうと思います。

全体として、「ドナーの心を掴んでお金を出したがるように仕向けなければならい。そのためにもプロジェクトは問題を明確にしてかつ解決・改善へのアプローチがユニークでなければならない」と熱く語られ、「少なくとも今ケニアにいて面と向かって支援が必要な場に居られるんだからの失敗しても挑戦し続けなさい。」との言葉に身の引き締まる思いでした。
ナイロビ最終日なのに、まだADEOの全体像がきちんと掴みきれておらず、プロジェクトの内容も把握しきれていない。談笑モードに流されてしまったのと、電話をしたり出かけたりと割とバタバタと忙しい雰囲気に押されて受け身になってしまった部分を反省。次はいつナイロビに来れるかわからないので、機会が得られた時の為にしっかり準備して、またブシアからでも積極的にナイロビオフィスと交流を測ろうと思う。

個別に聞いた話も後々アップします。

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